YouTubeコミュニティ投稿とは?条件はある?方法と注意点を解説
YouTubeコミュニティとは、動画以外の形で視聴者と直接つながるためのツールです。
テキストや画像、アンケート、GIF、動画リンクを活用して、視聴者と双方向のコミュニケーションを取ることができます。この機能は、単なる動画配信プラットフォームとしての枠を超え、視聴者とのエンゲージメントを深め、チャンネルの魅力をさらに引き立てる強力な手段として注目されています。
本記事では、YouTubeコミュニティの概要や活用方法、他のSNSとの違いについて詳しく解説します。
目次
YouTubeのコミュニティについて
まず、YouTubeコミュニティについて解説します。
YouTubeコミュニティの概要
YouTubeコミュニティは、YouTubeチャンネル運営者が視聴者と直接コミュニケーションを取るためのツールです。
コミュニティタブでは以下のような形式で投稿できます。
・テキスト投稿(質問やお知らせ)
・画像投稿(制作過程や舞台裏の共有)
・投票機能(視聴者の意見収集)
・動画リンクの共有(新作動画や過去動画のプロモーション)
・GIF投稿(視覚的に楽しいコミュニケーション)
コミュニティタブを利用することで、動画以外の多様な形式で情報を発信し、視聴者とのエンゲージメントを高められます。
他のSNSとの違い(TwitterやInstagramなど)
YouTubeコミュニティは、他のSNSであるInstagramやTwitterと異なり、視聴者との直接的な交流を通じて、動画コンテンツとの統合性を強化できるのが特徴です。
また、他のSNSが幅広いユーザーへのリーチを目的とするのに対し、YouTubeコミュニティは登録者など既存の視聴者を対象とした深いエンゲージメントを重視しています。
例えば、投票機能を使って視聴者の意見を動画制作に反映させたり、舞台裏や新作動画のリンクを投稿することで、視聴者との関係性を強化できます。さらに、GIFや画像を使った視覚的な投稿も可能で、投稿形式の柔軟性が高い点も他のSNSとの差別化ポイントです。
YouTubeコミュニティを利用する条件はある?
続いて、YouTubeコミュニティを利用するための条件について解説します。
無条件で利用できる
YouTubeのコミュニティ投稿機能は、すべてのチャンネルが無条件で利用可能です。
以前は、チャンネル登録者数が500人以上という条件がありましたが、2024年6月のアップデートから、すべてのチャンネル運営者が自由に機能を使用できるようになり、動画以外の方法で視聴者と交流する新たな機会が生まれています。
YouTubeコミュニティは、特に小規模チャンネルにとって動画の投稿に限らず視聴者とのエンゲージメントを強化する手段として有効です。無条件で利用できるようになったことは、YouTube全体での公平性と成長の機会を広げる重要なアップデートといえます。
利用緩和と同時に新機能も追加
2024年6月のYouTubeアップデートにより、コミュニティ投稿がすべてのチャンネルで利用可能になると同時に、新たな機能も追加されています、
その中でも注目されるのが、視聴者参加型のクイズ投稿や、画像やGIFを活用できる強化されたアンケート機能です。これにより、従来以上にインタラクティブな投稿が可能となりました、
また、投稿のスケジュール設定機能が新たに導入され、効率的な運営が可能になった点も運営者にとって大きなメリットです。
さらに、動画リンクのプレビュー表示が改善され、視聴者がリンク先の内容をより直感的に把握できます。これらの新機能によって、YouTubeコミュニティは視聴者との交流をさらに深める強力なツールへと進化を遂げています。
YouTubeコミュニティを活用するメリット
YouTubeコミュニティを活用するメリットは、次のとおりです。
・視聴者との双方向の交流を実現
・エンゲージメント率の向上
・チャンネル登録者の関心を維持
それぞれを詳しく解説します。
視聴者との双方向の交流を実現
YouTubeコミュニティは、視聴者と運営者の間で双方向のコミュニケーションを可能にする重要なツールです。
たとえば、視聴者からの質問に答える投稿を作成したり、コメントにリアクションを返すことで、視聴者は自分の意見がクリエイターに届いていると感じられます。
こうしたやり取りは視聴者に親近感を与えるだけでなく、結果としてロイヤルティを向上させる効果があり、チャンネル全体のエンゲージメントが大きく向上します。
エンゲージメント率の向上
YouTubeコミュニティは、視聴者からのコメントや「いいね」といったアクションを引き出しやすく、エンゲージメント率を高められるのもメリットです。
視聴者が投稿に反応すると、YouTubeのアルゴリズムがそのチャンネルのアクティブさを評価しやすくなり、動画が検索結果や「おすすめ」に表示される確率が上がります。これにより、新規視聴者へのリーチも広がり、チャンネル全体の成長につながります。
チャンネル登録者の関心を維持
YouTubeコミュニティは、定期的に投稿を行うことで、視聴者の興味を引き続けられるのもメリットです。
たとえば、新作動画の告知や、次回の企画内容の予告をコミュニティタブで共有することで、視聴者に次のコンテンツを楽しみにしてもらう仕掛けを作れます。
さらに、動画と関連した内容を投稿することで、視聴者に動画以外でも価値ある情報を提供し、チャンネル全体への親しみを高めることが可能です。
視聴者が定期的にチャンネルを訪れるようになると、動画の再生回数やチャンネル登録者数の増加にもつながります。
YouTubeのコミュニティの投稿手順
YouTubeコミュニティの投稿手順を紹介します。
YouTube Studioにログインする
YouTubeコミュニティの投稿を行うには、まずYouTube Studioにアクセスします。YouTubeチャンネルの管理画面で、PCまたはモバイルアプリのどちらからでも利用可能です。
PCの場合は、YouTubeのトップページ右上にあるアイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから「YouTube Studio」を選択します。
モバイルの場合はYouTube Studioアプリをダウンロードしてインストールし、ログイン後、アプリを起動します。
YouTube Studioでは、チャンネルの分析や動画管理、コメントの確認などさまざまな機能にアクセスでき、ここからコミュニティ投稿を行えます。
コミュニティタブを選択
YouTube Studioにアクセスしたら、次にコミュニティタブを選択します。
PCの場合は、YouTube Studioの左側メニューに表示される項目から、「コミュニティ」または「コミュニティタブ」をクリックします。これにより、投稿作成画面に移動できます。
モバイルの場合は、チャンネルページを開き、タブの一覧から「コミュニティ」をタップします。モバイルアプリ内でも、PC同様に投稿を作成できます。
コミュニティタブが見つからない場合は、チャンネルが最新のアップデートでコミュニティ投稿に対応しているかを確認しましょう。まだ機能が有効になっていない可能性があるため、数日待つか、YouTubeサポートに問い合わせてください。
投稿内容を作成する
コミュニティタブにアクセスしたら、次に投稿内容を作成します。投稿画面では、テキスト投稿をはじめ、画像投稿などさまざまな形式のコンテンツを作成することが可能です。
各形式を組み合わせることで、視聴者との多様な交流が楽しめます。投稿内容を工夫し、コミュニティ全体のエンゲージメントが向上させましょう。
投稿を公開する
投稿内容の作成と設定が完了したら、次は投稿を公開します。
画面右下にある「投稿」ボタンをクリックすると、すぐにコミュニティタブに投稿が公開され、視聴者が閲覧できるようになります。
もし特定のタイミングで投稿を公開したい場合は、スケジュール設定を利用することができます。スケジュール設定の有効化の手順は次のとおりです。
・投稿画面で公開日時を指定するオプションを選択
・日時を設定
・自動公開
スケジュール設定を有効化すると、指定した日時になると投稿が自動的に公開されます。
スケジュール設定を使うことで、手動での公開作業を省略でき、運営の効率化が図れます。
YouTubeコミュニティを活用するときの注意点
YouTubeコミュニティを活用するときの注意点は、次のとおりです。
・質の高いコンテンツを提供する
・視聴者全体に配慮する
・コメントの管理を怠らない
それぞれを詳しく解説します。
質の高いコンテンツを提供する
YouTubeコミュニティ投稿は、動画と同様に視聴者にとって価値ある情報を提供することが重要です。
単なる宣伝や自己満足的な内容ではなく、視聴者が「興味を持つ」「参加したくなる」と感じる投稿を意識することで、より高いエンゲージメントを得られます。
例えば、アンケート機能を使って次回の動画のテーマや企画アイデアを視聴者に選んでもらうなど、双方向のやり取りを促進する投稿も効果的です。
さらに、投稿内容がチャンネル全体のテーマやトーンと一貫していることも大切です。視聴者が投稿を見ることで「このチャンネルは自分に価値を与えてくれる」と感じられるような質の高いコンテンツを心がけましょう。
視聴者全体に配慮する
YouTubeコミュニティ投稿では、視聴者全体を意識した内容を心がけることが重要です。
特定の層だけに向けた投稿は、それ以外の視聴者に疎外感を感じさせるリスクがあります。そのため、幅広い年齢層や関心を持つ視聴者が楽しめる、バランスの取れたコンテンツを目指しましょう。例えば、投稿内容を複数のテーマに広げたり、視覚的に楽しめる画像やGIFを使用することで、多くの人に訴求できます。
視聴者全体への配慮を忘れず、、チャンネルの成長を支えるファンベースを広げましょう。
コメント管理を怠らない
YouTubeコミュニティ投稿で寄せられるコメントは、視聴者との交流を深める大切な手段です。
コメントには積極的に返信することで、視聴者は自身の意見が運営者に届いていると感じ、信頼感や親近感が生まれます。ただし、コメント対応には公平性が求められます。特定のコメントや視聴者だけに返信を繰り返すと、他の視聴者が「無視されている」と感じます。コメント欄全体を意識し、できる限り多くの意見や質問に対応することが大切です。
一方で、不適切なコメントやスパムが投稿される可能性もあり、これらを放置すると他の視聴者に悪影響を及ぼし、チャンネルの印象を損なうリスクがあります。YouTubeの自動フィルター機能を活用して特定の単語をブロックリストに登録したり、スパムコメントを自動的に非表示にする設定を行いましょう。
YouTubeコミュニティ活用例
YouTubeコミュニティーを活用し、実際に成功している例を紹介します。
HIKAKIN(視聴者参加型の企画)
HIKAKIN(ヒカキン) は、次回の動画テーマを視聴者にアンケートで選んでもらうなど視聴者参加型の企画をコミュニティで投稿しています。
例えば「新しいガジェット紹介」「チャレンジ企画」などの選択肢を提示し、投票結果に基づいてコンテンツを作成し、この投稿には数万件の投票が集まりました。
選ばれたテーマの動画は通常の再生回数を20%以上上回る結果となり、視聴者が企画に関与していると感じられることで、動画への期待感とエンゲージメントが高まっています。
川口春奈(舞台裏の共有)
女優の川口春奈が運営する「はーチャンネル」では、YouTubeコミュニティで撮影の裏側や日常の一コマを写真やGIFで投稿しています。
例えば、ドラマ撮影中のランチ風景や愛犬との散歩の様子など、普段見られない一面などです。
これにより、視聴者との親近感が深まり、投稿への「いいね」やコメントが急増しており、舞台裏の投稿は、視聴者との感情的なつながりを築く強力な方法といえます。
水溜りボンド(新商品やキャンペーン告知)
水溜りボンドは、コミュニティ投稿を活用して自身のグッズやイベント情報を告知しています。
限定Tシャツの先行販売やファンミーティングの詳細を投稿し、コメント欄で視聴者からの質問に応答することで、聴者に特別感を与え、グッズの売り上げやイベントの参加率を大幅に向上させました。
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