SNS採用とは?メリット・デメリットと成功させる進め方
「求人を出しても応募が集まらない」
「応募はあっても、思っていた人材と違う」
そんな採用の悩みを抱える企業の間で、SNSを使った採用(SNS採用)への関心が高まっています。
しかし、SNSアカウントを作って投稿するだけでは応募は来ません。
この記事では、SNS採用の基本からメリット・デメリット、SNSの選び方、進め方の7ステップまでを整理して解説します。
「アカウントは作ったけど放置をしてしまっている」「SNSからの採用を強化したい」とお悩みのSNS担当者様は、ぜひ最後までご覧ください。
VideoRiseは、企業様の採用・販売・集客に特化したSNS運用代行を行っています。 YouTube・TikTok・Instagramを活用した採用動画で、”働く姿が伝わる”発信を実現します。
SNS採用とは|主流になりつつある採用手法

SNS採用(ソーシャルリクルーティング)とは、企業がSNSのアカウントで情報を発信し、求職者との接点を作って応募につなげる採用手法です。「採用SNS」と呼ばれることもあります。
自社の採用状況にあったSNSの選択が肝になります。
利用率からわかるSNSの選び方
採用に使うSNSは、採用したい人がよく使う場所から選ぶのが原則です。
総務省の調査では、SNS・動画サービスの利用率は次のとおりです。
| SNS | 全年代の利用率 | 採用での主な使い方 |
| LINE | 92.9% | 応募前の相談窓口、選考中の連絡 |
| YouTube | 81.5% | 仕事内容・社員インタビューを詳しく伝える |
| 54.8% | 職場の雰囲気・社員の日常を見せる | |
| X(旧Twitter) | 44.7% | 社員の人柄・企業の考え方を発信、拡散 |
| TikTok | 36.7% | 短い動画で認知を広げる |
| 27.0% | 実名ベースで、ビジネス層・中途採用に届ける |
参考:総務省「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(令和8年6月公表)
SNSの選び方の目安は次の3つです。
- 若手・未経験層を狙う:TikTok・Instagram。短い動画で、まず知ってもらう
- 仕事の中身を深く伝えたい:YouTube。検索されて見てもらえる動画を積み上げる
- 中途・専門職を狙う:X・Facebook。人柄や考え方への共感で選んでもらう
最初から複数のSNSに手を広げず、まず1〜2つに絞って続けるのが現実的です。TikTokについては、下記記事でも詳しく解説しています。
SNS採用と求人媒体を使った採用の違いとは?|表で比較しよう!

SNS採用と求人媒体の違いについて、下記のように整理しました。
| 求人媒体 | SNS採用 | |
| 主な対象 | 今すぐ仕事を探している層 | 転職を具体的に考えていない層も含む |
| 伝わる情報 | 募集要項・条件が中心 | 社員の様子・職場の雰囲気・仕事の中身 |
| 費用のかかり方 | 掲載料・成果報酬など | アカウント開設は無料(制作・運用の工数が必要) |
| 成果が出るまで | 掲載後すぐに反応がある | 積み上げ型で、時間がかかる |
この表からわかる通り、SNSは求人媒体の代わりではなく、媒体では届かない層に、自社のことを知ってもらうための手法と考えると、位置づけが整理しやすくなります。
求人媒体が「今すぐ仕事を探している人」に向けた手法なのに対し、SNS採用はまだ転職を考えていない層にも、日々の投稿で自社を知ってもらえるのです。
なぜ今、SNS採用が注目されているのか
SNS採用が理由は注目される理由として、理由は大きく2つあります。
- 求職者が企業を調べる手段が増えた:募集要項に加えて、SNSで社員の様子や職場の雰囲気を確認する人もいます
- 募集要項だけでは伝わらない情報が判断材料になる:仕事内容や人柄など、文章では伝えにくい情報が動画や写真なら伝えやすい
とくに、短い動画で日常や仕事の様子を見せるショート動画は、企業の認知を広げる入口として使われるようになっています。
SNS採用のメリットは?|覚えておくべき5つのポイント

SNS採用における主なメリットは、求人媒体では届かない層に接点を持てること、入社後のギャップを減らせることが挙げられます。
下記で詳しく解説します。
1.転職潜在層にアプローチできる
求人媒体は、仕事を探している人にしか届きません。SNSなら、いつか転職するかもしれない層にも継続的に自社を見てもらえます。
2.職場のリアルが伝わる
給与や勤務地の条件だけでなく、社員の表情、職場の空気、仕事の流れまで見せられます。入社後のイメージがつきやすく、ミスマッチの防止につながります。
3.採用コストを抑えやすい
アカウントの開設は無料です。運用の工数はかかりますが、成果報酬型の求人媒体と比べて、1人あたりの採用コストを抑えられる可能性があります。
4.企業の認知・ブランディングにつながる
投稿が拡散されれば、求職者だけでなく、取引先や顧客にも自社を知ってもらえます。採用と広報が同時に進むため、地方や中小企業でも知名度を高めやすくなります。
5.双方向のやり取りができる
コメントやDMで、応募前の質問に答えられます。「聞いてみたいけど応募は迷う」という段階の人と話せるのは、SNSならではの強みです。
一方で、採用活動においてSNS特有のデメリットも存在します。
SNS採用のデメリット・注意点|特に気を付けるべき4つ

SNSを使った採用活動は、成果が出るまでに時間がかかってしまい、継続的な運用の工数が必要です。
運用を始める前に、次の4点を確認しておきましょう。
1.効果が出るまでに時間がかかる
投稿してすぐに応募が来るケースは多くありません。フォロワーや再生数が育つまでには、数ヶ月単位の積み上げが必要になります。短期間で結果を求めると、途中でやめてしまいがちです。
2.運用の工数がかかる
企画、撮影、編集、投稿、コメント返信まで、やることは意外に多くあります。担当者が兼務で回すと、アカウント作成しただけで更新が止まってしまうのは典型的な失敗パターンです。
3.炎上・イメージ低下のリスクがある
不適切な投稿や、社員の写り込みなどが原因で、企業イメージが下がる可能性があります。投稿前の確認フローと運用ルールを最初に決めておくことが、最大の予防策です。
- 投稿前に確認する人と、確認する項目を決める
- 社員の出演・撮影場所・写り込みの許可の取り方を決める
- ネガティブなコメントが来たときの対応方針を決めておく
4.応募につながる設計が必要
見られることと、応募されることは別物です。プロフィールやリンク、投稿内容を「応募したくなる流れ」に整える必要があります。
詳しくは後半で解説します。
SNS採用の進め方【7ステップで解説!】

SNS採用は、「目的→ターゲット→SNS選び→数値目標→企画→運用→改善」の7ステップの順に決めると、失敗しにくくなります。
それでは、それぞれ見ていきましょう。
ステップ1:目的を決める
「応募数を増やす」「ミスマッチを減らす」「認知を広げる」など、まず何のために行うのかを1つに絞ります。目的が違えば、投稿の内容も見るべき数字も変わります。
ステップ2:採用ターゲットとペルソナを決める
「20代・未経験の現場スタッフ」「30代の経験者」など、具体的に誰に届けたいのかを書き出します。年齢だけでなく、その人が何に悩み、何を知りたいかまで考えるのがポイントです。
ステップ3:SNSを選ぶ
前章の表を参考に、ターゲットが使うSNSを選びます。1〜2つに絞るのが基本です。
ステップ4:KGI・KPIを決める
最終目標(KGI)は「応募数」「採用人数」など。途中経過(KPI)は「再生数」「プロフィールへのアクセス数」「リンクのクリック数」「DM数」などです。
再生数だけを追うと、応募につながらない投稿が増えるため、応募に近い数字も必ず設定します。
ステップ5:コンセプトと投稿内容を決める
何を見せれば、ターゲットが応募したくなるかから逆算します。
- 仕事の1日の流れ
- 社員インタビュー・先輩の声
- 職場の雰囲気・休憩時間の様子
- 求職者が抱きやすい疑問への回答(「未経験でも大丈夫?」など)
ステップ6:運用の体制とスケジュールを決める
誰が撮影し、誰が編集し、誰が投稿するのか。週に何本、いつ更新するのかを先に決めます。無理のない頻度にしないと、続きません。
ステップ7:数字を見て改善する
投稿ごとに再生数・保存数・リンクのクリック数などを確認し、反応のよかった型を増やしていきます。月に1回は数字を見直す時間をとりましょう。
自社の魅力をどう動画で伝えればいいか分からない場合は、VideoRiseの無料相談で、まず現状の採用課題を整理してもらいましょう。
SNS採用の成功パターン|代表的な型

採用でうまくいっているアカウントには、「見る人の疑問に先回りして答える」という共通点があります。 代表的な型は次の3つです。
- 1日の流れを見せる型:出社から退勤までを追い、仕事のイメージを持ってもらう
- 社員の声を届ける型:先輩社員が仕事のやりがいや大変さを率直に話す
- 疑問に答える型:「残業は?」「未経験でも大丈夫?」といった、応募前の不安に答える
動画の質を数字で見ると、VideoRiseが運用を支援したアカウントでは、YouTubeの平均視聴維持率が21%→53%、TikTokのフル視聴率が0.8%→14.3%に改善しました。(自社実績)
最後まで見てもらえる企画・台本の設計が、応募につながる前提になります。
下記記事では、VideoriseのSNSを使った採用の成果実績を業界別にまとめています。
SNSの再生数は伸びても採用できない3つの原因

再生数が伸びても応募が来ない主な原因は、「見てほしい人に届いていない」「応募までの道がない」「判断材料が足りない」の3つに集約されます。
1. ターゲットとずれた層に見られている
面白さだけで再生数を取りにいくと、求職者ではない層に見られます。「誰に向けた動画か」を、冒頭の数秒で分かるようにすることが対策です。
2. 応募までの導線がない
動画を見て興味を持っても、どこから応募・相談すればいいか分からなければ離脱します。
- プロフィール欄に、応募ページや相談窓口のリンクを置く
- 動画の最後に「詳しくはプロフィールから」と案内する
- LINEなど、気軽に質問できる窓口を用意する
3. 仕事の中身・条件が伝わっていない
雰囲気は伝わっても、仕事内容・働き方・条件が分からなければ応募に踏み切れません。「雰囲気の動画」と「仕事内容の動画」の両方を用意し、見比べられる状態にしておきます。
原因が分からないときは、投稿ごとに「再生数→プロフィール訪問→リンククリック→応募」の数字を並べると、どこで止まっているかが見えてきます。
SNS採用は、自社運用か運用代行か

ここまで、SNS採用について詳しく見てきました。
SNSを自社で運用する場合は費用を抑えやすく、運用代行は工数と品質を確保しやすいのが基本的な違いです。
次の表で判断してみましょう。
| 判断ポイント | 自社運用が向いている | 運用代行が向いている |
| 担当者 | 専任、または時間を確保できる | 兼務で、時間が取れない |
| 動画制作の経験 | 撮影・編集ができる人がいる | 社内にノウハウがない |
| 求める成果 | まず小さく試したい | 早く運用を軌道に乗せたい |
| 続けやすさ | 社内の理解・協力が得られている | 更新が止まった経験がある |
判断に迷う場合は、企画・台本だけを外部に任せて、撮影と投稿は自社で行うという分担も現実的です。
VideoRiseは、動画制作を1本1.5万円〜(業界相場の半額)で提供しています。料金の詳細や、自社の状況に合った進め方は、無料相談でご案内しています。
SNS採用の成功事例|国内・公式データより

SNS採用は、施策の完成度より「見せ方」で成果が大きく変わります。実際、各SNS公式が出しているデータも見ていきましょう。
TikTok|攻め方を変えたら応募検討数が14倍に
求人情報サービスの「マイナビバイト」は、TikTok広告の使い方を工夫して応募検討層へのアプローチを強化しました。ふつうの配信だけでなく、日本で初めてトラフィック最適化型のBrand Considerationを導入し、パフォーマンス広告と組み合わせて配信。さらにTikTok Market Scope(TTMS)で競合の動きも分析しながら進めた結果、応募を検討する人の数はなんと 14倍(+1,454%)に。ブランドの認知度もしっかり上がりました。
参考:TikTok Market Scopeで見えた「検討層拡大」の可能性──マイナビバイトが挑んだBrand Consideration活用
LINE|「転職しませんか」と言わずに面接設定率127%
医療・介護分野の人材紹介を手がける株式会社トライトは、LINE広告の「友だち追加」機能で気になる人たちを集めるところから始めました。ポイントは「転職しませんか」とストレートに言わないこと。「介護職に興味はありませんか?」くらいの軽さで声をかけ、LINE公式アカウントの「介護職タイプ診断」などのコンテンツで少しずつ興味を育てていったそうです。6つのアカウントを合計約19万人の友だちに育てたところ、LINE経由の面接設定率は他の媒体より127%も高くなり、7カ月後には獲得単価(CPA)も 38.9%改善しました。
参考:医療系人材の面接設定率127%アップ!LINE広告「友だち追加」を起点にしたトライトのLINE活用
見せ方ひとつで成果はここまで変わる|TikTok人材業界データ
TikTok for Businessが日本の人材業界の広告(2022年3月〜2023年3月)をまとめて分析したデータを見ても、動画の見せ方ひとつで結果はかなり変わることがわかります。「課題を投げかける」内容にするだけでCTRは約43%アップ、「給与をはっきり見せる」とCVRは約36%アップ、そして「応募のハードルが低いことを伝える」とCVRはなんと約92%もアップ。個社の事例だけでなく、業界全体のデータからも「応募までの心理的ハードルをどれだけ下げられるか」が勝負の分かれ目だとわかります。
参考:アルバイトから転職まで、人材紹介サービスの獲得効率を高めるクリエイティブのポイントを初公開
SNS採用|よくある質問

SNS採用とは何ですか?
企業がSNSのアカウントで情報を発信し、求職者との接点を作って応募につなげる採用手法です。ソーシャルリクルーティングとも呼ばれ、求人媒体では届きにくい層にもアプローチできます。
採用に向いているSNSはどれですか?
採用したい層が使っているSNSが向いています。若手ならTikTok・Instagram、仕事内容を詳しく伝えたいならYouTube、中途・専門職ならX・Facebookが目安です。まずは1〜2つに絞ることをおすすめします。
中小企業でもSNS採用はできますか?
できます。知名度が高くない企業でも、職場のリアルな様子や仕事の中身を発信することで、興味を持ってもらえる可能性があります。建設・製造など、現場の仕事が見えにくい業種ほど、動画で見せる価値があります。
効果が出るまでどれくらいかかりますか?
企業や運用の状況によって異なりますが、数ヶ月単位で積み上げる前提で考えるのが安全です。短期間で結果を求めず、目的に合った数字を見ながら改善を続けます。
まとめ|SNSを使った採用活動

SNSを使った採用は、求人媒体では届かない層に、自社の働く姿を継続的に見てもらう手法です。
この記事のポイント▼
- 積み上げ型の施策:効果が出るまで数ヶ月単位で考える
- 成功の順序は、目的→ターゲット→SNS選び→数値目標→企画→運用→改善
- 再生数だけでなく、応募につながる導線と数字を設計する
自社だけで運用するのが難しい場合は、企画・台本の設計や運用を専門会社に任せる選択肢もあります。
VideoRiseは「めんどくさい」を解決するSNS運用代行会社です。
YouTube・TikTok・Instagramの企画〜制作〜運用をワンストップで支援可能です。
SNSのブランディングや採用にお困りの方は、「SNS運用 30分無料コンサル」からお待ちしております。





