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YouTube動画の限定公開のやり方。メリットとデメリットも解説

「プライベートな内容を公開したくないけれど、共有はしたい。」そんな悩みを抱えていませんか?

YouTubeには、動画を完全に非公開にするのではなく、URLを知っている人だけが視聴できる「限定公開」という便利な設定があります。

本記事では、YouTubeの限定公開設定のやり方をわかりやすく解説します。

目次

YouTube限定公開とは?

限定公開は、YouTubeが提供する公開範囲設定の一つです。

動画のURLを知っている人だけが動画を視聴できる設定で、URLを知っていればYouTubeのアカウントがなくても動画を手軽に視聴できます。

広く一般に公開せず、プライバシーを保ちながら動画を共有したい人にピッタリの公開設定です。

YouTube限定公開の特徴

YouTubeの限定公開の特徴は、次のとおりです。

・検索結果に表示されない

・チャンネル一覧のページにも表示されない

・チャンネル登録者に通知されない

それぞれを詳しく解説します。

検索結果に表示されない

限定公開に設定された動画は、YouTubeの検索結果には表示されません。視聴者が動画のタイトルや関連するキーワードを検索しても、該当動画を見つけることは不可能です。

また、Googleなどの外部検索エンジンでも非表示となるため、動画がインターネット上の検索結果に表示されることもありません。この特性により、公開範囲を完全にコントロールし、意図しない視聴を防ぐことが可能です。

チャンネルの一覧ページにも表示されない

限定公開に設定された動画は、チャンネルの一覧ページに表示されません。そのため、チャンネルを訪れた登録者や視聴者が動画一覧を確認しても、限定公開の動画は目に入ることがなく、完全に非表示の状態を保てます。

この仕組みにより、他の動画の公開には一切影響を与えないため、通常のコンテンツ運用を続けながら、一部の動画だけを限定的に共有する柔軟な管理が可能です。

たとえば、一般公開する動画を維持しつつ、特定のプライベート動画やクライアント向けのコンテンツを限定公開にできます。

チャンネル登録者に通知されない

限定公開に設定された動画は、新たにアップロードされた場合でもチャンネル登録者に通知されることはありません。

通常、公開動画ではチャンネル登録者が通知をONにしていると通知が届きますが、限定公開の場合はこの機能が適用されません。

そのため、公開範囲を意識せずに気軽に動画をアップロードし、特定の視聴者にだけリンクを共有する形で利用できます。

限定公開以外の公開設定

限定公開以外の公開設定は、次のとおりです。

・公開

・非公開

・プレミア公開

それぞれを詳しく解説します。

公開

公開設定は、動画を誰でも視聴できる状態にする一般的な公開形式です。

この設定では、動画がYouTube内の検索機能やGoogleなどの検索エンジンに表示されるため、多くの視聴者にアクセスしてもらえます。

さらに、視聴者はコメントを残したり、動画を再生リストに追加したりすることができ、リンクの共有や外部サイトへの埋め込みにも制限がありません。そのため、公開設定はプロモーション動画や教育コンテンツなど、多くの人に情報を届けたい場合に最適です。

非公開

非公開設定は、動画を完全に制限された範囲で共有できる公開形式です。

アップロードした本人と、指定したGoogleアカウントを持つユーザーだけが動画にアクセス可能で、検索結果やチャンネルの動画一覧にも表示されません。視聴範囲を指定できるためURLを共有したとしても、許可されていない人が視聴することはできず、高いプライバシーを確保できます。

非公開設定は、プライベートな記録用や、チーム内での情報共有、さらに公開前のコンテンツ確認などに適しています。

プレミア公開

プレミア公開は、公開設定の応用機能の一つで、指定した日時に動画を公開できる仕組みです。

事前に準備した動画をライブ配信のような形式で公開し、リアルタイムで視聴者と交流できます。この機能は、通常の公開設定に比べてイベント性が高く、視聴者とのエンゲージメントを強化したい場合に有効です。

この機能は、新商品の発表動画やプロジェクトの紹介などに最適で、視聴者とインタラクティブなコミュニケーションを図りたい場面で効果を発揮します。

YouTube動画の限定公開の設定方法【パソコン】

PCで限定公開設定する方法は、次のとおりです。

YouTube Studioにログイン

まず、ブラウザを開き、YouTube Studio にアクセスします。

自分のGoogleアカウントでログインすると、動画の管理や設定が行えるダッシュボードに移動します。ここでは、動画のアップロードや詳細設定、公開範囲の変更、さらに視聴データやパフォーマンス分析などチャンネル運営に必要な操作を行えます。

動画をアップロード

YouTube Studioのトップ画面右上にある「作成」ボタン(カメラアイコンに「+」)をクリックします。

このボタンは、動画のアップロードやライブ配信を始める際に使用します。クリックするとメニューが表示されるので、「動画をアップロード」を選択してください。この操作により、動画を選択してアップロードするための専用画面が開きます。

ここから、動画のタイトルや説明文の入力、公開範囲の設定など、詳細なカスタマイズが行えるプロセスに進むことができます。

動画の詳細情報を入力する

アップロード中に、動画のタイトル、説明文、サムネイル画像などの詳細を入力できます。

動画の内容に応じた適切な情報を入力して、視聴者に動画の内容をわかりやすく伝えることができます。また、必要に応じてタグやプレイリストの設定を行いましょう。

公開範囲を「限定公開」に設定する

動画の公開範囲を選択する画面では、「公開」「限定公開」「非公開」の中から「限定公開」を選びます。

この設定により、動画は検索結果やチャンネルの一覧ページに表示されることなく、動画のURLを知っている人だけが視聴できるようになります。

アップロードを完了する

動画のタイトルや説明文、サムネイル、公開範囲など、すべての詳細情報と設定が正確に入力されていることを確認したら、「保存」または「公開」をクリックしてアップロードを完了します。

この操作により、動画が指定した公開範囲(例:「限定公開」「非公開」など)で保存され、設定内容が反映されます。

公開後に限定公開にする場合は?

一度公開した動画を限定公開に変更するときの手順は、次のとおりです。

・YouTube Studioにログインする

・「コンテンツ」ページを開く

・変更したい動画を選択する

・公開範囲を「限定公開」に変更する

・変更を保存する

まず、ブラウザでYouTube Studioにアクセスし、自分のGoogleアカウントでログインします。ログインしたら左側メニューから「コンテンツ」をクリックし、自分がアップロードした動画の一覧を表示します。

次にリストから公開範囲を変更したい動画を探し、その横にある「詳細を編集(鉛筆アイコン)」をクリックし、公開範囲を「限定公開」に変更します。

公開範囲を変更したら、画面右上または下部にある「保存」ボタンをクリックして設定を確定しましょう。

YouTube動画の限定公開の設定方法【スマートフォン】

iPhoneなどのスマートフォンで限定公開設定する方法は、次のとおりです。

YouTubeアプリを開く

スマートフォンでインストール済みの YouTubeアプリ を起動します。

アプリを開いたら、画面右上にあるプロフィールアイコンをタップし、自分のGoogleアカウントでログインしてください。

アカウントにログインすると、アップロードや公開範囲の設定など、動画管理に必要な機能が利用可能になります。すでにログインしている場合は、すぐにホーム画面や操作メニューにアクセス可能です。

「+」ボタンをタップ

YouTubeアプリの画面下部にある中央の「+」ボタンをタップします。

このボタンは、動画のアップロードやライブ配信の開始など、クリエイター向けの主要な操作にアクセスするためのショートカットです。「+」ボタンを押すと、アップロードや撮影のオプションが表示されます。次のステップとして「動画をアップロード」を選択し、アップロードする動画を選びます。

動画を選択する

「+」ボタンをタップしてメニューが表示されたら、「動画をアップロード」を選択します。その後、スマートフォンのカメラロールが開くので、アップロードしたい動画を選択してください。

選択が完了したら、画面右上または下部にある「次へ」ボタンをタップして、動画編集画面に進みます。

公開範囲を「限定公開」に設定

動画の編集画面に進むと、「公開設定」という項目が表示されます。この項目をタップして、公開範囲を選択する画面を開きます。

デフォルトでは「公開」が選ばれていることが多いので、ここで「限定公開」を選択してください。設定を確認したら、変更内容を保存します。

タイトルや説明文を入力する

動画のタイトルや説明文を必要に応じて入力します。また、サムネイルを変更したい場合はこの画面で設定可能です。

この画面では、必要に応じて再生リストへの追加や子ども向けコンテンツの設定、タグの追加も行えます。

アップロードを完了する

すべての設定と入力が完了したら、画面右上または下部に表示されている「アップロード」ボタンをタップしてください。この操作により、動画が指定した公開範囲(例:「限定公開」)でアップロードされます。

動画のアップロードが完了すると、アプリに通知が表示され、動画のリンクが生成されます。「限定公開」に設定している場合、このリンクを知っている人だけが視聴可能です。

公開後に限定公開にする場合は?

公開後に限定公開にする方法は、次のとおりです。

・YouTubeアプリを開く

・「ライブラリ」から「マイ動画」を選択

・変更したい動画を選択

・「編集」を選択

・公開範囲を「限定公開」に変更

・設定を保存

スマートフォンでYouTubeアプリを起動し、自分のGoogleアカウントにログインします。

アプリ下部のメニューから「ライブラリ」をタップし、「マイ動画」を選択します。ここでアップロードした動画一覧を確認できます。

公開範囲を変更したい動画を見つけて、動画の右側にある「その他のオプション(縦三点メニュー)」をタップします。

表示されるメニューから「編集」を選択して、動画の詳細編集画面を開き、編集画面で「公開設定」の項目をタップします。選択肢の中から「限定公開」を選び、設定を変更します。

編集画面の右上にある「保存」ボタンをタップして変更を確定します。これで動画の公開範囲が「限定公開」に変更されます。

YouTubeを限定公開するときの注意点

YouTubeを限定公開するときの注意点は、次のとおりです。

・URLの漏洩に注意する

・動画の著作権や規約に注意

・コメントの管理が必要

それぞれを詳しく解説します。

URLの漏洩に注意する

限定公開の動画は、URLを知っている人なら誰でも視聴可能です。

そのため、共有したリンクが意図せず拡散されるリスクがあります。例えば、リンクを受け取った相手が他の人に転送したり、SNSや掲示板にURLを投稿することで、公開範囲が広がる可能性があります。

特に機密性の高い動画やプライベートな内容を扱う動画を共有する場合は、URLの取り扱いに細心の注意を払いましょう。

動画の著作権や規約に注意

限定公開の動画であっても、YouTubeの著作権ポリシーやコミュニティガイドラインは適用されます。

他人の音楽や映像などを無断で使用した場合、著作権侵害として動画が削除されることがあるので注意が必要です。著作権フリーの素材を活用し、オリジナルコンテンツを使用することでリスクを回避しましょう。

さらに、不適切な内容や誤解を招くサムネイルなどもガイドライン違反です。リンクを知っている人から通報される場合もあるため、限定公開であっても適切なコンテンツを作成しましょう。

コメントの管理が必要

限定公開の動画でもコメント欄は通常通り利用可能です。

コメント欄は視聴者とのコミュニケーションを深める場として有益ですが、誹謗中傷やスパム、不適切な内容が投稿されるリスクもあります。そのため、適切なコメント管理が重要です。

限定公開の活用方法

限定公開の活用法は、次のとおりです。

・クライアントや関係者との共有

・プライベートなイベントの共有

・教育や研修用の資料

・ファンクラブや会員限定コンテンツ

それぞれを詳しく解説します。

クライアントや関係者との共有

限定公開は、動画制作の進行状況や完成品をクライアントや関係者に共有する際に最適な設定です。

動画のURLを知っている人だけが視聴できるため、プロジェクトに関わるメンバーのみにアクセスを制限できます。

例えば、動画の試作品をクライアントに共有し、URL経由で簡単に視聴してもらうことで、修正点や改善案を迅速に収集できます。一般公開のリスクを回避しながら、関係者間のスムーズなやり取りを実現します。

プライベートなイベントの共有

限定公開は、結婚式や誕生日パーティー、旅行の思い出などのプライベートなイベント映像を、家族や友人だけに見せたい場合に非常に便利です。

URLを知っている人だけが動画を視聴できるため、不特定多数に見られる心配がありません。

例えば、遠方に住む家族や出席できなかった友人に結婚式の様子を共有したい場合、限定公開で動画をアップロードし、リンクを送るだけで簡単に視聴してもらうことができます。これにより、特別な思い出を安心して共有できます。

教育や研修用の資料

限定公開は、学校の教育資料や企業の研修用動画を特定の対象にだけ共有したい場合にも非常に効果的です。

例えば、企業内での研修動画を作成し、社員にだけ視聴させたい場合、限定公開を活用すればリンクを送るだけで簡単に共有できます。

同様に、学校での授業内容や補講動画を学生にだけ提供する際にも便利です。

ファンクラブや会員限定コンテンツ

限定公開は、ファンクラブやサブスクリプション型サービスで特別な動画を特定のグループにだけ提供する際にも最適な設定です。

例えば、ファンクラブの会員向けに限定のメッセージ動画や舞台裏映像を共有することで、会員に特別な価値を提供できます。

また、サブスクリプション型のサービスでは、特定のプラン加入者にだけ限定コンテンツを届けることで、顧客満足度やリテンション率を向上させることが可能です。

この設定を活用することで、ファンクラブや有料会員へのサービスの魅力をさらに引き出せます。

YouTubeの限定公開に関するQ&A

YouTubeの限定公開に関するQ&Aを紹介します。

限定公開を共有する方法は?

限定公開動画を共有する方法は簡単です。

まず、YouTube Studioにログインし、左メニューの「コンテンツ」から共有したい動画を選択します。

「オプション(⋮)」をクリックして「共有」を選ぶと、動画のURLが表示されるので、「リンクをコピー」で取得できます。

このURLをメールやメッセージアプリで共有すれば、特定の相手に視聴してもらえます。

限定公開動画は予約投稿できますか?

YouTubeの「限定公開」設定では、動画の予約投稿は直接的にはサポートされていません。

予約投稿機能は、指定した日時に動画を「公開」状態にするためのものであり、「限定公開」状態での予約は不可能です。

限定公開動画の収益化は可能ですか?

限定公開動画でも収益化は可能です。ただし、限定公開では視聴者がURLを知っている人だけに限られるため、再生回数が公開動画に比べて少なくなる傾向があります。

特定の視聴者に向けた動画(ファンクラブや会員限定コンテンツなど)で収益化を目指す場合には、直接的な収益源(会費やサブスクリプション)を活用するのがおすすめです。一方で、広く視聴者を集めて広告収入を最大化したい場合は、動画を「公開」設定にする方が適しています。

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